高配当株投資

【日本特殊陶業】ガラス・土石製品のおススメ高配当株2選【ニチハ】

ガラス市品と言えばすぐにわかる人も多いでしょうが土石製品といきなり言われて分かる人は少ないのではないでしょうか?

一般的にはセメント・陶磁器製品を指し示す言葉であり、もちろんこの業界にも高配当株があります。

どちらかというとマイナーな業界・業種に当てはまるでしょう。

この記事ではそんなガラス・土石製品のおススメ高配当株として2社

  • 日本特殊陶業
  • ニチハ

これらを紹介していきます。

ガラス・土石製品業界の特長

ガラス・土石製品はTOPIX-17の内、建築・資材業界に含まれます。

似た業種だと建設業

金属製品などが含まれます。

ガラス・土石製品業は先述したようにガラス製品や、土石製品であるセメント製品、陶磁器製品などを製造する事業のこと

具体的には、ガラス製品には、板ガラスやテレビ、スマートフォンの液晶パネル用ガラス、ガラス容器および理化学用・医療用ガラス製品が含まれます。

土石製品のうちセメント製品には、

  • セメントおよび生コンクリート
  • コンクリート製品および建設用粘土製品

土石製品のうち陶磁器製品には、

  • 陶磁器や耐火物、
  • 研磨材料
  • 石膏製品
  • 石灰および石綿製品

こういったものが対象です。

不動産や住宅、土木業界といった他業界・業種の影響、経済動向に左右される傾向にある景気敏感株であるともいえます。

公共工事の増加で市場が好調になったり、米国でのセメントの民間需要、民間住宅投資の需要増加といった要因はガラス・土石製品業界の株が景気敏感株に含まれる一例として挙げられるでしょう。

景気に左右されやすいという特徴は良い点であり悪い点でもあります。

今後は日本や世界の経済情勢に左右されにくい経営体質に改善していく企業が生き残ってい行くはずです。

長くなりましたが私の考えるガラス・土石製品業種の特徴だと考えました。

ここからは個別株の特徴を分析・解説していきます。

私が銘柄を分析するうえで見ている項目とは以下の8つ。

  •  売上高
  •  EPS
  •  営業利益率
  •  自己資本比率
  •  営業活動によるCF
  • 現金等
  •  1株あたりの配当金
  • 配当性向

これらになります。

特に気にしているのが営業利益率、自己資本比率、配当性向

上記3項目に関して、ある程度妥協はしつつも優先して分析しています

では2社の成績はどうなのか見ていきましょう。

5334_日本特殊陶業

まず紹介するのは5334_日本特殊陶業

ニテラと言った方が伝わるかもしれません。

スパークプラグ・セラミックス製品を製造しています。

日本特殊陶業はかつて日本碍子(日本ガイシ、NGK)の事業部の一つでしたが、森村グループが掲げる一業一社の思想より、スパークプラグの立ち上がりに応じて独立したもの。

全世界で事業を展開して、海外売上比率は8割をオーバー

  • スパークプラグ(世界シェア31%)、
  • 車載用酸素センサー(同36%)、
  • 超音波振動子、セラミック切削工具(同30%)
  • MPUオーガニックパッケージ(同22%)では世界第3位

上で列挙したように世界シェアトップのメーカーであり、という実績があります。

他にも成長事業として、環境・エネルギー・モビリティ・医療・情報通信分野に今後は注力していくようです。

営業利益率

まず取り上げるのは営業利益率

営業利益率とは売上のうち、営業利益が占める割合」のこと。

営業利益率が高ければ高いほど、儲かるビジネスをやっていると言えるでしょう。

私は最低限の値として5%、できれば10%あってほしいと考えています。

5%を切ったらよっぽどのことがない限り投資はしていません

日本特殊陶業の結果は以下の通り。

年月 営業利益率(%)
2010年 4.38
2011年 10.69
2012年 8.6
2013年 7.84
2014年 15.67
2015年 17.89
2016年 17.29
2017年 14.37
2018年 16.41
2019年 13.01
2020年 11.37
2021年 11.08
2022年 15.36
2023年 15.86
2024年 18.12
平均 13.196

営業利益率は上場。

2024年を起点に10年分遡ってみると10%代を超えることが多いのでこの点に関しては安心して投資できます。

自己資本比率

次に重視しているのが自己資本比率

「企業が簡単に倒産しないか?」という安全性を判断する値ですが自己資本比率が高いほど、潰れにくい会社だと言えます。

自己資本比率についてもっと突っ込んだことを話すと、例えば、手元に現金100万円があると仮定しましょう。

自己資本比率とは、その100万円が「自分で用意したものか」それとも「借りてきたものか」という指標です。

100万円が全額自分で用意したものであれば自己資本比率100%、60%は自社で用意したけれど40%はどこからか借りてきたお金だという場合は自己資本比率が60%となります。

私はこの値だと最低限40%を求めており、60~80%あれば望ましいと考えています。

ちなみに中小企業庁が発行している「2019年版の中小企業白書」によると自己資本比率40%以上の中小企業が10年以内に潰れる確率は3.5%

これが私の設定した基準の根拠です。

年月 自己資本比率(%)
2010年 61.9
2011年 64.2
2012年 68.8
2013年 72.7
2014年 65.6
2015年 70.2
2016年 64.4
2017年 62.5
2018年 63
2019年 62.5
2020年 59.7
2021年 58.2
2022年 62.5
2023年 62.4
平均 64.18571429

自己資本比率も60%を超えているのが10年以上ですので安心して投資できます。

配当性向

最後に配当性向について。

配当性向とは「今年の利益のうち、何%を株主にキャッシュバックするか?」というもの。

これを見ることにより企業の配当金が無理している値かどうかがわかることでしょう。

配当性向70~80%にまで上り詰めると「そろそろ、今の水準で配当金を出し続けるのは難しいのではないか?」と考え始める数値になります。

イメージとしては「毎月の予算で何%を使い他人への贈り物を買って渡しているのか?」です。

配当性向が70~80%とまでなっているということは、裏を返せば自分のためのお小遣いは20~30%しか残らない状態。

つまり、自社へ自己投資の予算が少なくなってしまうといえるでしょう。

新しい設備を導入したり、新規事業に挑戦するといったことが難しくなってしまうはずです。

私はこの配当性向を30~50%が適正と見ており、60%を超えたら注意、70%を超えると投資には適さないと判断しています。

根拠としては60%を超えた時点で今後配当金を無理してでも出すようになり、企業自体の成長性が鈍化すると考えているからです。

年月 配当性向(%)
2010年 8.87
2011年 15.18
2012年 18.76
2013年 22.9
2014年 18.6
2015年 21.3
2016年 29.7
2017年 35.2
2018年 28.7
2019年 30
2020年 42.9
2021年 31.8
2022年 34.5
2023年 50.9
平均 31.5

配当性向は本当にギリギリです。

直近5年は30%を超えていますがその前はそれを割ってしまうことが多々ありました。

一応平均して30%を超えているようになったので投資をしようと決めました。

ただ、この数値のみは今後も注視しなくてはならないと考えています。

5334_日本特殊陶業(ニテラ)のまとめ

営業利益率、自己資本比率、配当性向などはギリギリの数値もありましたが投資には適している基準だったので投資を決定。

土石・ガラス製品業界内でもかなり財務優良な銘柄だと考えています。

7943_ニチハ

もう一社紹介したいのは7943_ニチハ

ガラス・土石製品業界に含まれる会社ですが住宅用建材の大手メーカー

1956年の創業以来、窯業(ようぎょう)系や金属系の外装材をはじめとしてハードボードや各種建築材料を製造・販売中。

その他にも外観・装飾部材・屋根材・耐火野地板・軒天といった住宅に関係する部品全般を取り扱っている会社でもあると言えるでしょう。

ちなみに窯業とは、粘土、ケイ砂、石灰岩などの非金属原料を高熱処理して、陶磁器、瓦、ガラス、セメントなどのセラミックス(セラミック、窯業製品とも呼ぶ。)を製造する工業。

だからこそニチハはガラス・土石製品業界に含まれるのでしょう。

配当利回りは2024年4月時点で3.11%1株当たりの配当金は114円

配当権利確定月は3月と9月に設定されていて、私は同時期時点で1株のみ保有しています。

営業利益率

年月 営業利益率(%)
2010年 2.57
2011年 0.45
2012年 7.2
2013年 7.09
2014年 8.18
2015年 6.32
2016年 7.5
2017年 10.86
2018年 11.39
2019年 10.67
2020年 10.59
2021年 9.94
2022年 9.78
2023年 8.48
2024年 7.14
平均 7.877333333

近年の営業利益率は少し低下気味ですがそれでも5%を超過

基準値よりも上だから特に問題はないと考えており投資には適していると考えています。

自己資本比率

年月 自己資本比率(%)
2010年 36
2011年 36.2
2012年 39.1
2013年 41.8
2014年 46.6
2015年 51.9
2016年 54.6
2017年 56.4
2018年 62.5
2019年 64.5
2020年 66.7
2021年 69
2022年 68.7
2023年 70.7
平均 54.62142857

自己資本比率も特に問題のない数値

特に年代が上がるにつれてその数値は良好になってきていることがわかるでしょう。

このままの水準を維持してほしく思います。

配当性向

年月 配当性向(%)
2010年  
2011年 13.8
2012年 11.61
2013年 20.4
2014年 20.3
2015年 20.4
2016年 20.6
2017年 20
2018年 20.2
2019年 20.9
2020年 20.5
2021年 30
2022年 35
2023年 39.2
平均 22.53153846

ニチハの最も懸念すべき点ともいえるのがこの配当性向。

2021年からは30%を超えるようになっては来ましたがそれでも低い数値

ですがニチハは、連続増配を続けていて配当性向も一定の水準を保っていることから投資をすることを決めました。

事実2024年の配当金は2023年より17円上がり114円。

とはいえ配当性向は企業の経営に無理のない水準でもう少し上げてほしいと思うのが心情です。

7943_ニチハのまとめ

営業利益率と配当性向は悪くない値のニチハ。

配当性向のみ30%を切り低いですが連続増配をしているのも事実。

もう少し上げてほしいとは思いますがガラス・土器製品業界内の他社と比べても良い数値なので投資を決定しました。

まとめ

ガラス・土石製品の銘柄で投資に適していると考えた銘柄は以下の2社。

  • 5334_日本特殊陶業(ニテラ)
  • 7943_ニチハ

日本特殊陶業はともかくニチハは若干配当性向が低いものの同業界の他銘柄に比べてよいと考えまして投資をすることに決めました。

この業種にはあと1~2銘柄追加で投資するかもしれません。

最後になりますが投資は自己責任で

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